全都道府県知事でつくる「北朝鮮による拉致被害者を救出する知事の会」は14日、安倍晋三首相あてに問題の早期解決を求める要請書を出した。北朝鮮情勢が緊迫する中、有事の際に「拉致被害者等の救出と安全確保にあらゆる手立てを尽くす」ことも求めている。
会長の上田清司・埼玉県知事は加藤勝信・拉致問題担当相と面会し、「危険な情勢が(問題解決に)功を奏するかもしれない」と述べ、交渉の進展に期待感を示した。加藤氏は「厳しさを逆にテコにしながら、拉致被害者の一日も早い帰国実現に全力で取り組む」と話した。
面会には米山隆一・新潟県知事、平井伸治・鳥取県知事、三反園訓・鹿児島県知事が同席した。