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「忖度」って日本人らしい? 体験と重ね合わせると…

作者:佚名  来源:asahi.com   更新:2017-4-24 13:21:51  点击:  切换到繁體中文

 

写真・図版


朝日新聞デジタルのアンケート


小学生が使っていて思わず振り向いた、というメールも届きました。他人の心中や考えなどを推しはかる――忖度(そんたく)。「森友学園」をめぐる報道を通じて、初めて知ったという人が多いようです。にわかに注目を集めたこの言葉について、自分に引きつけて今の日本の社会に考えを巡らせる声が、朝日新聞デジタルのアンケートに寄せられています。


アンケートに寄せられた声はこちら


この言葉を、体験と照らし合わせた方々の意見の一部です。


●「ごく自然なことと思います。しない人が存在するのか疑問です。あるべき結果を考えおもんぱかり目標にして人と関係することが社会の中の過ごし方であり、そこに相手がどう出るかどう考えるかを自分の中で足し算引き算して次の行動につながる。忖度がかなりの場面で起こり得ることは自然の流れであると思います」(東京都・40代男性)


●「皆まで言わせるな、という上司の空気を読んで毎日気を使いながら仕事をしています。特に口にすると都合の悪いことなどが多いです」(東京都・20代女性)


●「定年まで、平社員を通した私の辞書に、忖度と言う語は有りませんでした」(東京都・60代男性)


●「忖度という言葉を見ると難しいように見えるが、相手の考えなどを読み取ったりする行為は私たちの日常でよく行われています。会話をする時でも、相手は何を考えているのか、このことを言ったら相手を傷つけてしまうのではないかと考えている人は多いと思うので、忖度という行為は悪いことではないと思います。言葉は使う側によって良く捉えられたり、悪く捉えられたりするので、要は使う側次第で言葉の意味合いも変わってくると思います」(三重県・20代男性)


●「相手が親しかったり、立場が上の場合、忖度することがありますし、自分も忖度される対象になることがあります。いずれの場合も正直言って面倒くさいです。アンフェアだとも思いますが、社会は本来、感情を持つ人間同士のつながりから成り立っているもので、全てマニュアル通りに動くような社会はそれも不自然な気がします」(兵庫県・40代女性)


●「会社で発言力のある人や上司などに対して、社内の雰囲気を壊したくないのでついつい忖度した発言や行動を取ってしまいます」(東京都・40代女性)


●「組織の運営上で必要な段取りを先読みして処理することは、決裁権のある誰でも行っていることではないでしょうか。その判断が法や一般常識から逸脱したら、事件となりますが」(東京都・50代男性)


●「『忖度』とは明示されずに、『あいまい』であったり『文脈』の中で互いに判断するコミュニケーションであると解釈します。これは古今東西どんな社会でも、いわゆる社会的な場あるいは大人の関係でのコミュニケーションでは、常に伴うもので、『忖度』する能力がなければ社会人としては役に立たないでしょう。私はサラリーマン生活40年ですが、先進国も開発途上国も含め海外5カ国で約20年間経営幹部を務めてきました。相手や仲介者の考えをそれこそ『忖度』しながら意思決定をしなければならない場を多数経験しております。『忖度』の有無が問題ではなく、結果としての『行動』で責任は問われるべきと考えます」(海外・60代男性)


●「相手の気持ちを考えての行動は、自分のためにもなり効率的だと思う」(石川県・50代男性)


●「仕事場では外国籍の人が大勢います。忖度なんてしても意思疎通ができません。日本人相手にはある程度しないと批判されるので正直面倒です」(東京都・20代男性)


●「『忖度』とは、権力者の意向を推察することで、自分の責任が問われないよう、無難に事をすすめることだと思います。国立系の組織で働いていたとき、役人は本当に責任から逃げるのがうまいと感じました。常に上を忖度し、問題が起こらないように、自分に責任がまわってこないように、考えてる。そういう人が出世し、ひどい目にあうのは、いつも末端だった」(京都府・40代男性)


■どこの国でもあること?


その行為は、日本人らしい何かを表しているのでしょうか。それとも、どこにでもあることなのでしょうか。


●「森友報道ではじめて知り、意味を調べました。要するに空気を読むことですよね。めんどくさいけど人間関係においてやらざるを得ない場面はあるし、いいか悪いかは別として日本人のコミュニケーション術のひとつになっているかとは思います。ただ、はっきり言ったほうが誤解を招かなくてすむし、のちに問題にもならないので、個人的にはしなくていいかな、と。特に金銭絡みの話だったり、仕事上の話になると上の立場の人が責任逃れする言い訳にしか聞こえません」(愛知県・20代女性)


●「『忖度』を知らなくても『KY』という新語が席巻する日本ですから、思いやる、空気を読む(読めない)という行為は日本人にとって非常に重要なものなのでしょう。たしかに潤滑油としては大切であろうと感じます。しかし、周囲や自分を省みると、推し量る根拠をマニュアルやネットに求めて押しつけるコミュニケーション能力の乏しさ、与えられたものに安住する内省のなさを感じます。これだけ価値観が多様化した世の中では、その社会に対応するべく『忖度』のあり方は変化するべきではないかと感じます」(東京都・40代女性)


●「私は在米38年、大学で教授をしています。社会学では、相手の立場に身を置いて、考えたり、理解することを示すマックス・ウェーバーのコンセプトをドイツ語でVerstehen(フェルシュテヘン)と、教えていますが、日本語で『忖度』というのは知らなかったです。英語では、Emphatic Understandingと言います。実家のある日本と米国を、往復する人生ですが、忖度は、限度が大切だと思います。国籍、言語関係なく、社会的に生きる以上、忖度は欠かせませんが、行き過ぎて法を犯してしまうのも考え物です。日本は国際的に見て、しがらみが特に多い社会なので、国民はいろいろな面で大変だと思います」(海外・50代女性)


●「他人の心中やその考えなどを推しはかることは、日本人の美学だと思う。それがよく行える人は周りからも好かれる。しかし、よくないことについても心中を推し量って勝手に進めて、それで問題となることもあるだろうということを今回の報道で痛感した。日本人は自分の意見をあまり言わない。言わなくてもわかってくれると勝手に思う傾向があり、こういう問題も起こってくるのかもしれない」(福岡県・50代女性)


●「日本だけの習慣ではありません。私は海外での仕事が大半で、交渉することが主な業務ですが日本人特有ではありません。海外(特に中国、韓国などのアジア)では頻繁に使用します。欧米でもどこの国にでも存在します。特に騒ぎ立てる事柄ではないと思われます。人間肌色違えども、中身は同じと思っています」(大阪府・30代男性)


●「子どもを忖度するとは言わない。縦社会が前提で目上を忖度するので、言い換えたらご機嫌取りとかゴマスリとなるんだと思う。民主主義の土台をむしばむ精神性だし、忖度で行動したというのは空気を読んだのであって自分の考えで行動したのではないので責任ある行動とは言えないし、太平洋戦争の指導者たちと同じように結果責任からも逃げることになる。思いやりと言い換えるにはあまりにもひきょうだし、実は隠されたエゴイズムなんだろうと思う。日本の1人当たりGDPが低く出る一因でもあるんじゃないかと思う。個を尊重しあう社会より公の秩序を重んじる封建的な社会を卒業できない主要因の精神性でもあると思う」(東京都・60代女性)


●「『忖度』とは、それを言う者がその行為を正当化して使う言葉である。彼らの行為をあえて難しい熟語で表現するならば、『諂巧』(てんこう=巧みに諂〈へつら〉う)と言うべきである。これが日本社会各層に蔓延(まんえん)し、正義と公正の実現を阻害しているのだ。わたしは、これらを軽蔑し正義を貫徹することを称揚する日本であって欲しいと願う。少なくとも己はそうあるべく葛藤していこうと考える昨今である」(東京都・40代男性)


■臓器移植・オウム事件……新聞で使われた忖度


朝日新聞のデータベースを調べると、1980年代から93年ごろまで、全国版の紙面に登場する「忖度」は年間数件でした。


94年に、15件に増えました。これは、国会で論戦がたたかわされた「臓器移植法案」の中で、ドナーとなるべき本人の生前の意思が不明確な場合、家族が忖度して承諾すれば提供が可能になる、という項目が含まれていたからです。この忖度が本人の意思を拡大解釈することにつながるのでは、と議論を呼びました。


97年には、当時のオウム真理教による一連の事件に絡み、法廷で「グル(教祖)の意思の忖度」が取りざたされました。このころから、明確に指示を出さない、上の立場にいる人間の意向を、下の立場の人間がくんで行動する、といったケースが増えます。また、忖度を前提にした日本の経営、といった記述も目につくようになります。


忖度を含む全国版の記事360件ほどのうち、約5分の1が2017年に入ってからのもの。天皇の退位に関する記事にも登場しますが、「森友学園」問題以降に急増しました。初めてこの問題で登場するのは3月7日の朝刊、参院予算委員会のやりとりの記事で、野党が「忖度があった」と追及した、とあります。





 

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