警察が想定する博多金塊窃盗事件の構図
福岡市博多区で昨年7月、7億5千万円相当の金塊が盗まれた事件を主導したとされる男が事件後、頻繁に海外旅行に行っていたことが、捜査関係者への取材でわかった。福岡、愛知両県警は金塊の売却で得た現金が原資だった可能性があるとみて調べている。
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両県警はこれまでに窃盗などの容疑で8人を逮捕。2人を指名手配している。捜査関係者によると、このうち、名古屋市の土木関連会社役員野口和樹容疑者(42)=窃盗容疑で逮捕=と、兄の職業不詳、直樹容疑者(43)=同容疑で指名手配=が事件を主導した疑いが強い。
弟の和樹容疑者は事件後、頻繁に旅行のため出国。逮捕直前も家族でハワイに滞在していたという。一方、野口兄弟ら実行犯グループが事件後、分け前を巡ってもめていたとの情報も両県警は把握している。
盗まれた金塊160キロのうち…