大関昇進の伝達を受け、口上を述べる高安(中央)=31日午前9時38分、東京都千代田区、林敏行撮影
日本相撲協会は31日朝、東京・国技館で臨時理事会を開き、関脇高安(27)=本名・高安晃、茨城県土浦市出身、田子ノ浦部屋=の大関昇進を決めた。
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大関昇進の目安は「直近3場所を三役で33勝」とされ、高安は夏場所12日目に10勝を挙げて到達。13日目に横綱日馬富士を破って3場所で計34勝とした。
昭和以降で87人目の大関となり、初土俵から所要73場所は9番目に遅い。大関誕生は2015年夏場所後の照ノ富士以来。
協会は理事会終了後、理事の春日野親方(元関脇栃乃和歌)と審判部の片男波親方(元関脇玉春日)を昇進伝達の使者として都内のホテルに派遣。満場一致での昇進決定を伝えた。高安は「謹んでお受けいたします。大関の名に恥じぬよう、正々堂々精進します」と口上を述べた。