18日午前、釜山の日本総領事館前で開かれた徴用工像の設置を訴える集会で公開された徴用工像の模型(右、全国民主労組総連盟〈民主労総〉釜山地域本部提供)
韓国の全国民主労組総連盟(民主労総)などが主導する市民団体は18日、釜山の日本総領事館前で集会を開き、日本統治時代に朝鮮半島から徴用された労働者を象徴する像を、来年5月1日のメーデーに合わせて同領事館前に設置すると発表した。
市民団体は18日から、像設置をアピールする1人での示威行動を交代で100日間、総領事館前で実施する。釜山市民を対象にした像設置のための募金活動も始めるという。日本政府は「外交関係に関するウィーン条約の規定に反する」として、韓国政府に適切な対応をとるよう求めている。
総領事館前の道路の管理者である釜山市東区は昨年12月、慰安婦問題を象徴する少女像の設置に反対していたが、最終的に黙認した。同区関係者によれば、市民団体側から18日時点で設置の問い合わせはないという。関係者は「我々は賛成や反対を決める立場にない。政府がやるべき問題だ」と語った。
民主労総は進歩系の代表的団体…