共謀して嬰児(えいじ)の遺体を畑に埋めたとして、栃木県警は6日、茨城県坂東市逆井の無職石塚洋二容疑者(42)と栃木県野木町丸林の飲食店従業員塚田留菜容疑者(33)を死体遺棄容疑で逮捕し、発表した。ともに容疑を認めているという。
県警捜査1課によると、両容疑者は共謀して昨年8月中旬ごろ、石塚容疑者の自宅敷地内の畑に嬰児の遺体を埋めた疑いがある。今月5日未明に石塚容疑者が栃木県警小山署に自首し、同日に白骨化した遺体が発見された。嬰児は両容疑者の子とみられ、石塚容疑者は調べに対して「金銭的に困っていた」、塚田容疑者は「遺棄について同意していた」と話しているという。
同課によると、塚田容疑者は遺棄直前の病院の診断で妊娠約30週目だったといい、両容疑者はともに嬰児が出産時に産声を上げなかったと話しているという。県警は司法解剖するなどし、死産かどうかなどについて詳しく調べている。(吉田貴司)