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(中西哲生コラム)ハリル氏と矛盾、協会に説明義務あり

作者:佚名  来源:asahi.com   更新:2018-5-2 9:48:20  点击:  切换到繁體中文

 

写真・図版


記者会見したハリルホジッチ氏


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解任されたサッカー日本代表前監督のハリルホジッチ氏が、4月27日に行った記者会見。一番の驚きは、「(日本サッカー協会の田嶋幸三)会長が記者会見で『技術委員会がたくさんの修復をしようと試みた』と話していましたが、私は技術委員会の存在すら知らなかった」と語ったことでした。


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もう一つの驚きは、これまで技術委員長を務め、代表監督として後を継ぐ西野朗氏について、「すべてのトレーニング、練習にも彼は参加していました。そしてトレーニング後、いつも『良かった』と言ってくれていた」と話したことです。


これらの言葉が本当であるならば、協会は修復を試みていなかったことになります。協会は「コミュニケーション不足」を理由に挙げましたが、ハリルホジッチ氏本人は「私の認識ではそういった問題は存在しなかった」と語っています。また、「(3月27日に)ウクライナに負けたという結果をぶつけてくれたら理解できる」とも話しました。これらの言葉に代表されるように、今回の解任劇は協会とハリルホジッチ氏の齟齬(そご)から来ていることが、改めて認識されました。


それ以前に、技術委員会という協会の組織が正しく機能していたのでしょうか。田嶋会長が「最終的には私が決めた」と話したように、今回の決定は技術委員会の意向ではなかった可能性があります。西野氏が練習後いつも「良かった」と言っていたのであれば、やめさせる理由はないことになります。ハリルホジッチ氏からすれば、修復する必要はないわけです。


協会こそ、監督と対話不足では


こうした矛盾は、公益財団法人である以上、きちんと説明する義務があるはずです。結局、「コミュニケーション不足」だったのは、監督と選手の間より、協会と監督の間だったのではないでしょうか。


今後の課題として、公益性のある協会として、日本代表監督を決める過程、解任させる過程について、納得できるような説明をする必要があります。欧州では解任となれば、何がダメなのか、なぜ代えるのかを具体的に説明するでしょう。理路整然とした説明があったうえで、「サッカーの監督はいつ解任されるのかわからないもの」ということであれば、納得がいく可能性もありました。


協会が、ハリルホジッチ氏がW杯を戦ううえで、これ以上新しいカードを切ることができないと確信したのであれば、それを会見で示して欲しかったし、なぜ確信できたのか、具体的に言葉にして欲しかった。


また西野氏を後任に選んだ理由も、あいまいでした。ハリルホジッチ氏が西野氏について「あまり言葉を発しなかった」とも話しています。この言葉を信じるなら、そういう方を技術委員長に任命したことも、いかがなものだったのか。代表監督の隣にいたなら、何か少しでも問題があった時、コミュニケーションを細かくとるべきでした。「言語化」があまり得意でない方が任されるポジションではないはずです。そして、これまでいろいろと評価や議論をしてきた技術委員の方々も気の毒です。解任と後任を会長が決めたということで、技術委員会の存在の意味があるのか、ということにもなります。


「オールジャパン」で戦えるのか


本大会に向けては「全員が日本人スタッフ」となりますが、こちらもそれでいいのでしょうか。アナリストも日本人を入れましたが、今、日本の分析技術は世界トップクラスと肩を並べるレベルではありません。西野氏が監督を務めていた1996年アトランタ五輪でブラジルを破った「マイアミの奇跡」の時は、対戦相手に関する情報量はすごかったと言われましたが、その時とは次元が違います。


試合の前半におよそ10万個のデータが出てきて、ハーフタイムにタブレットで修正する時代です。練習でさえ、各コートに多ければカメラ4台がつき、カメラに映ったシーンがおよそ10秒後にタブレットに落ちてきます。さらにそのデータを分ける映像解析の方法、それをプレー改善に落とし込むアナリストの存在など、日本人だけで世界トップクラスのものができるのでしょうか。


そういったデータを使うか使わないかは監督次第ですが、新しいサッカーに対応できない人間が、今後ついていけなくなるのは確かです。ここ数年で「ポジショナルプレー」「5レーン理論」など、聞き慣れない言葉も次々と出てきています。監督は人心掌握に優れ、信頼を勝ち取れればよく、より細分化されているアナライズの部分はその専門家が入ればいいわけです。実際、海外から「W杯で日本のために働ける」というアナリストもいる、という話も聞いています。そんな中で「オールジャパンで」と言い切れる理由がわかりません。


W杯の結果がどうなるかはわかりません。ただもし今回、結果が出たとしても、それはその時だけのもの。フィールド上の分析と対策は、まだまだ世界が上なのです。


本大会前に何ですが、すでにW杯後の代表人事に取り組んでいる状況であって欲しいし、実際にもう何人かの監督候補がいて、願わくばスペシャルなアナリストも何人か確保してあると思いたい。前回のブラジルW杯以降、世界のサッカーは、劇的に進化しています。世界から学ぶことが山ほどあるのです。こんなW杯後への心配が杞憂(きゆう)であることを願うばかりです。




 

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