(22日、高校野球群馬大会、高崎商2―0前橋工)
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高崎商のスタンドでは、応援団員が1メートル超の巨大そろばんを「カチカチ」鳴らした。「勝ち」とかけた伝統の応援スタイルだ。
好機で演奏する応援歌「ハリスの旋風(かぜ)」に合わせ、肩にかついだそろばんを弾いたり、揺らしたりする。普段は野球部員が持つが、この日はサッカー部員も参加。サッカー部の今井優輝さん(3年)は「すげえ重い」と苦しそうな表情。商業高校とはいえ本物のそろばんの使い方を知らない現代っ子。弾き方は自己流だ。「壊れるまで弾きます」と息巻いた。
「ハリス」とそろばんの鳴り響く六回裏、決勝点の2点適時打が決まった。応援団長の轟和樹さん(3年)は「一戦ずつカチたい」と話した。=上毛新聞敷島(山崎輝史)