高校野球和歌山大会
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投手層が厚い市和歌山と圧倒的な強打を発揮してきた智弁和歌山の対戦。それぞれの強みをどれだけ発揮できるかが優勝への鍵になりそうだ。
市和歌山は、柏山、津熊、金田、1年生の奴田と橋本の継投で守りからリズムを作ってきた。4試合全てで登板し、計13回投げて与四球3とコントロールの良さが持ち味の津熊に加え、準決勝で今大会初登板した金田が5回投げて被安打2と好投を見せた。チーム打率は3割4分3厘、計48安打33得点。犠打9に盗塁7と小技を絡めて着実に得点を重ねる。9打席連続安打の大会新記録を更新した柑本は準決勝でも4打数4安打と波に乗る。2年ぶり7回目の優勝を目指す。
智弁和歌山は準決勝まで大会初の4試合連続2桁得点、コールド試合を記録し、打線の好調を維持している。準々決勝の冨田に続き、準決勝では文元が満塁本塁打を放ち、中軸が結果を残した。準決勝で代打で出た1年生細川も本塁打を放ち、黒川、根来ら切れ目のない打線で一気の集中打で試合の主導権を握る。投手陣は右腕エース平田、池田陽、小堀らが中心で4試合で5失点と守りきってきた。今春の選抜準優勝の勢いそのままに、2年連続の夏の甲子園を目指す。(片田貴也)