（２５日、高校野球西愛知大会 東邦１０―３至学館）

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東邦の５番打者、梅田昂季君（３年）が４試合連続の本塁打を放った。

至学館に３点を先取されて迎えた一回裏。石川昂弥君（２年）の適時二塁打で１点をかえし、追い上げムードの中で打席に入った。狙っていた直球を振り抜くと、打球は右翼席上段に飛び込む貴重な同点弾となった。「バットの芯に当てることを心がけたのがよかった。打った瞬間に入ると思った」

打撃不振で迎えた今大会。バットを短く持って逆方向に低い打球を打つことを意識して練習に励んだが、「打ちたい気持ちが強すぎてフォームを崩していた」と梅田君。

４回戦の旭丘戦の前日。練習へ向かう車の中で母の知美さんが「軸足に体重が乗りすぎじゃないの」と指摘。すぐに改善するといいときの感触が戻った。

「４試合連続は意識していなかった。大振りせずに自分のスイングをして、母をもう一度甲子園に連れていきたい」（松永佳伸）