30日の東京株式市場は米株安を受け、日経平均株価は2営業日ぶりに値下がりした。日経平均の終値は前週末より167円91銭(0・74%)安い2万2544円84銭だった。東証1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は7・61ポイント(0・43%)低い1768・15。出来高は14億5千万株。
前週のニューヨーク株式市場は、ハイテク株が中心のナスダック総合指数が大幅下落。日経平均も99円安で取引を始め、中国・上海株式市場の株安から午後は下落幅が拡大した。一方で、日銀が31日までの金融政策決定会合で、金融緩和の副作用への配慮を検討するとの思惑から銀行株が上がった。
SMBC日興証券の太田千尋氏は「米国株が軟調だったことから市場心理が悪化したが、その中で銀行株は逆に高くなった」と話した。