8日の東京株式市場は、日経平均株価が小幅安となった。下落は2営業日ぶり。日経平均の終値は前日より18円43銭(0・08%)安い2万2644円31銭。東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は同1・34ポイント(0・08%)低い1744・71。出来高は14億4千万株。
日経平均は値上がりする時間帯もあったが、日米通商協議の開催を翌日に控え、米トランプ政権による保護主義的な貿易政策への懸念から小幅安となった。
野村証券の沢田麻希氏は「日米とも好業績企業が多く、投資家心理は改善傾向だが、米トランプ政権の貿易政策への懸念が株価上昇の重しとなる状況は変わっていない」とみる。