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消えたウィニングボールあった! 星稜監督へプレゼント

5日にあった第100回全国高校野球選手権記念大会(朝日新聞社、日本高野連主催)の開幕戦に勝利した石川代表の星稜。この試合のウィニングボールは一時行方不明となったが、選手から林和成監督(43)に無事にプレゼントされた。新たなウィニングボールを手にすべく、チームは12日第3試合(午後1時開始予定)の済美(愛媛)との2回戦に臨む。


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「ヒヤヒヤしました。本当に見つかってよかった」。胸をなで下ろすのは、小布施承太郎(こふせ・じょうたろう)マネジャー(3年)。初戦の藤蔭(大分)戦、九回に登板した寺西成騎(なるき)投手(1年)が最後の打者を遊ゴロに打ち取り、一塁手の河井陽紀(はるき)選手(3年)が送球を受けた。しかし、そのボールはベンチのヘルメットに入れた後、消えた――。


どこに行ったかわからなくなったボールは実は、小布施マネジャーが自分のリュックに入れたのを忘れていたという。その日の夜に発見。翌6日に竹谷理央(りお)主将(3年)から林監督に手渡した。「うれしいですね。家の玄関に飾ります」と指揮官は笑顔。竹谷主将は「次も勝ち、山下(智将)部長に渡します」。


最多で6個、手にできるウィニングボール。選手たちはお世話になった指導者に順にプレゼントしていくつもりだ。(塩谷耕吾)


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