アメリカンフットボールの関西学生は25日、大阪・万博フィールドで行われ、日大アメリカンフットボール部の悪質タックル問題で被害者となった関学大のQB奥野耕世(2年)が近大戦に先発し、はつらつとしたプレーを見せた。
大事な今季初戦に抜擢(ばってき)されたが「緊張しなかった」。173センチ、76キロと小柄だが広い視野で多彩な攻撃を使い分けられる。細かなステップで相手をかわして長いパスを通したり、守備のすき間をするりと抜け出したりした。
加害者の日大守備選手は復帰の意向を示している。自らもそれを望んでいただけに「うれしかった」と明かした。いずれまた対戦したいという。