2日に閉幕したジャカルタ・アジア大会で最優秀選手(MVP)に選ばれた東京・淑徳巣鴨高3年の18歳、競泳女子の池江璃花子(ルネサンス)ら日本選手団約100人が3日、ジャカルタから羽田空港に帰国した。
電撃50m「最後は心理戦」 池江璃花子、6冠の輝き
日本選手過去最多の6冠に輝き、大会前から目標に掲げたMVPを手にした池江は「(パンパシフィック選手権での優勝も含め)ほとんどの目標を有言実行できた夏だった。しっかり自信をつけることができた」と振り返った。
2日の閉会式では初めて旗手を務めたが、「雨でどんどん旗が重くなった」と苦笑い。先に入場したものの、その後日本選手団の入場が遅れ、競技場内で1人待たされるトラブルもあった。「みんな帰っちゃったのかな、と思ったんですけど。これまで(国際総合大会の)閉会式にも出たことがなかったので、良い思い出になりました」
競泳では2002年釜山大会の北島康介、前回14年仁川大会の萩野公介(ブリヂストン)がいずれもMVPになり、それぞれ2年後の五輪で頂点に立った。「アジアチャンピオンになれたという自信はついた。(20年東京五輪に向けて)あとは自分の努力次第。2人に続くように努力していきたい」(照屋健)