体操女子の宮川紗江選手が日本体操協会の塚原千恵子女子強化本部長と夫の光男副会長からパワーハラスメントを受けたと訴えた問題で、事実関係を調査する第三者委員会(委員長・岩井重一弁護士)が7日発足した。委員にはいずれも弁護士の上田広一、山崎恒、伊井和彦、松田純一の各氏が就いた。10日に初会合を開き、その後、当事者らからの聞き取り調査を始める。日本協会は当初、世界選手権が開幕する10月末までを調査終了のめどとしていたが、この日、会見した岩井委員長は「事実関係を徹底的に解明したいので、いつまでに調査を終えるとは言えない」とした。