柔道の世界選手権は25日、アゼルバイジャン・バクーで第6日の男女2階級があり、女子78キロ級の浜田尚里(しょうり)〈自衛隊〉が金メダルを獲得した。準決勝ではマリンド・フェルケルク(オランダ)に大内刈りで一本勝ちを決めると、決勝では延長を含めて9分を超える戦いの末、相手のフーシェ・ステーンホイス(オランダ)を指導三つによる反則負けに追い込み、浜田の優勝が決まった。
男子100キロ級で2連覇を狙ったウルフ・アロン(了徳寺学園職)は準々決勝でニヤス・イリアソフ(ロシア)に一本負け。3位決定戦も敗れ、今大会の日本勢で初めてメダルを逃した。日本勢のメダル数は金6、銀5、銅3に。
24日の第5日では、女子70キロ級で新井千鶴(三井住友海上)が2連覇を達成。初出場の大野陽子(コマツ)は銅メダルだった。男子90キロ級の長沢憲大(けんた)〈パーク24〉も銅メダル。