リオデジャネイロ五輪の400メートルリレーで銀メダルを獲得した飯塚翔太選手(27)が28日、南アフリカの日本人学校で陸上教室を開いた。児童や生徒約40人が参加し、メダリストから速く走るコツを伝授してもらった。
合宿の合間に南アフリカを訪れたという飯塚選手は、子どもたちに陸上の基本練習を指導し、「大きくジャンプして」「手もしっかりあげて」とアドバイス。子どもたちと一緒に校庭を全速力で走って見せると、「オー」「速い」と歓声があがった。
銀メダルも披露した飯塚選手は「2020年の東京オリンピックはみんなに応援してもらえるようがんばります」とアピール。小学6年生の和田翔太君(12)は「予想以上に速くて驚いた。気さくに話してくれた」と笑みを浮かべた。(ヨハネスブルク=石原孝)