2日の東京株式市場で日経平均株価は3営業日連続で値上がりし、終値は前日より24円86銭(0・10%)高い2万4270円62銭と、年初来高値を2営業日連続で更新した。1991年11月以来、約26年11カ月ぶりの高値水準で、バブル崩壊後の最高値圏が続いている。
東証1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は6・07ポイント(0・33%)高い1824・03。出来高は14億7千万株。
前日の米国市場での株価上昇の流れを引き継ぎ、日経平均の上げ幅は一時200円を超えた。その後は利益を確保する売り注文も出て下げ幅は縮まった。本庶佑・京大特別教授のノーベル医学生理学賞受賞決定を受け、同氏と共同研究してがん治療薬「オプジーボ」を商品化した小野薬品工業が買われた。
市場では「香港や韓国の株式市場が軟調に推移した一方で、グローバルな資金が日本株に集まっている印象だ」(大手証券)との声があった。(新宅あゆみ)