4日の東京株式市場は、日経平均株価が2日連続で値下がりした。終値は前日終値より135円34銭(0・56%)安い2万3975円62銭。東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は1・54ポイント(0・09%)低い1801・19。出来高は15億9千万株。
前日の米国株式市場でダウ工業株平均が続伸した流れを受け、日経平均は131円高で取引を開始。日米の長期金利の上昇が好感され、銀行や保険などの金融株が買われた。その後、小売業など内需関連の銘柄を中心に利益を確保する売りが出て、値下がりに転じた。午後からは下げ幅が広がり、終値は5営業日ぶりに2万4000円を下回った。
SMBC日興証券の太田千尋氏は「地合いは悪くないが、短期的な急騰の過熱感から、利益確定の売りがかさんだ」と話した。(大和田武士)