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伊藤忠、1400億円損失 出資先の中国企業が株価低迷

伊藤忠商事は2日、出資先の中国企業の株価低迷で減損処理が必要になり、1433億円の損失を2018年9月中間決算(国際会計基準)で計上したと発表した。


伊藤忠は、中国最大の国有複合企業「中国中信集団(CITIC)」に対して15年、約1・2兆円をタイの財閥と折半出資。洋上風力やアパレル関連で具体的な連携も始まっている。


伊藤忠の鉢村剛・最高財務責任者(CFO)は「国有系のため、政府が68%の株を保有して市場に流通する株が少ない。金融系株式に対する市場評価が厳しいのも影響している」と株価低迷の理由を説明した。


一方、19年3月期では、ユニー・ファミリーマートホールディングスの子会社化による再評価益1412億円などで、過去最高の純利益5千億円を予想している。(鳴澤大)


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