原油の価格が2017年11月以来、ほぼ1年ぶりの安値をつけた。13日のニューヨーク商業取引所で、指標となる「米国産WTI原油」の先物価格が急落し、前日比4・24ドル(7・1%)安い1バレル=55・69ドルで取引を終えた。
世界経済の減速懸念が強まるなか、原油の需給が国際的に緩むとの見方から、史上最長となる12営業日連続での下落となった。影響は国内のガソリン価格にも及びそうだ。
石油輸出国機構(OPEC)は、19年の需要見通しを13日に引き下げた。非加盟国による原油の増産ペースが需要の伸びを上回ると予測した。原油がだぶつく、との見方が市場で強まった。
OPECと非加盟国のロシアな…