大企業の冬のボーナスについて、経団連は16日、妥結額が昨冬より3・49%多い95万6744円となり、調査を1959年に始めて以来、過去最高だったと発表した。4年連続で90万円を超え、企業の好業績がボーナスに反映された。
東証1部に上場している21業種の251社のうち12業種の75社から届け出があり、第1回の集計結果として公表した。
業種別では12業種のうち10業種で昨冬を上回った。大きく伸びたのは非鉄・金属や、機械金属だ。非鉄・金属は9・94%増の88万9199円、機械金属は8・34%増の94万4341円だった。金額ベースでは、自動車(99万9968円)の高さが目立った。
一方、紙・パルプは4・53%減の65万6044円、セメントは0・55%減の76万2397円だった。
この夏のボーナスの最終集計は8・62%増の95万3905円だった。