バドミントンのワールドツアーファイナル第3日は14日、中国・広州で1次リーグ最終戦が行われ、日本勢は出場したシングルス3人、ダブルス4組全てが準決勝進出を決めた。女子ダブルスの高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)がアジア大会金メダルの陳清晨、賈一凡(中)組に2―1で勝ち、3連勝。男子シングルスの桃田賢斗(NTT東日本)もインドネシア選手にストレート勝ちした。女子シングルスで世界ランク1位の戴資穎(台)と対戦した山口茜(再春館製薬所)は第2ゲーム途中で相手が棄権。奥原希望(日本ユニシス)も相手が棄権した。準決勝では山口と奥原が対戦することも決まった。男子ダブルスの遠藤大由、渡辺勇大組(日本ユニシス)、混合の渡辺、東野有紗組(同)も準決勝に進んだ。
逆転勝ちで1位通過
アジア大会決勝で敗れた世界ランク5位の中国ペアを相手に、高橋、松友組はうまく切り替えた。第1ゲームを19―21で落とし、高橋は「相手にスピードがあって、プレッシャーがかかっていた」。コースの甘さやロブの高さを修正し、相手に思うように打たせないよう徹底。最終ゲームは21―14と引き離し、逆転勝ちで1位通過を決めた。12日に勝った世界4位のインドネシアペアをはじめ、強豪そろいのグループにも高橋は「五輪でもありうる。経験できてよかった」。東京五輪で連覇を目指す2人はさらに上を見ている。