21日の東京株式市場では、前日の米国株式市場での株価急落を受け、日経平均株価が一時、2万円の大台割れ寸前まで値下がりした。終値は前日より226円39銭(1・11%)安い2万0166円19銭で、前日につけた年初来安値を更新した。東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は28・97ポイント(1・91%)低い1488・19で、ともに4営業日連続の下落。出来高は20億6千万株。
米株安に加え、米国など世界経済の減速懸念から日経平均は朝方から全面安となった。外国為替市場で1ドル=111円台前半の円高ドル安傾向となり、自動車など輸出関連株が多く売られた。中国などアジア市場の株安も相場の重しとなった。
日経平均は午前中には2万0006円67銭と約1年3カ月ぶりの2万円割れに迫る場面もあったが、取引終盤で下げ幅をやや縮めた。(大和田武士)