レスリングの全日本選手権は23日、来年9月の世界選手権代表選考会を兼ねて、東京・駒沢体育館で最終日があり、女子57キロ級決勝で3年ぶりに出場した五輪4連覇の伊調馨(かおり、ALSOK)が、リオデジャネイロ五輪63キロ級金メダルの川井梨紗子(ジャパンビバレッジ)を3―2で破って優勝した。伊調は22日の1次リーグ初戦で川井に国内大会で17年ぶりの敗戦を喫していた。同50キロ級は入江ゆき(自衛隊)が2連覇した。同53キロ級は今秋の世界選手権55キロ級王者の向田真優(至学館大)が優勝。
伊調馨、東京五輪挑戦へ 「上を見たときにあるのかな」
伊調馨、17年ぶりに国内で敗れる 「五輪金」対決で
男子フリー65キロ級は、今秋の世界選手権で日本男子最年少優勝を果たした乙黒拓斗(山梨学院大)が初優勝。男子グレコローマンスタイル60キロ級は、昨年の世界選手権59キロ級王者の文田健一郎(ミキハウス)が制した。