ラグビーの第55回全国大学選手権は2日、東京・秩父宮で準決勝があり、選手権で8年ぶりに実現した早明戦は、明大が31―27で早大に競り勝って2年連続の決勝進出を決めた。天理大は、10連覇をめざした帝京大に29―7で完勝して決勝へ。12日の決勝は天理大―明大の顔合わせとなった。
◇
伝統の早明戦は、早明戦らしい一進一退の接戦となった。勝敗のターニングポイントになったのは、明大の4点リードで迎えた後半10分ごろから約7分半にわたって途切れず繰り広げられた攻防。言うならば「秩父宮の7分半」だった。
早大の得点源、CTB中野が中…