(3日、箱根駅伝) オープン参加の関東学生連合チームで、9区を走る予定だった上智大理工学部の4年生、外山(そとやま)正一郎(千葉・東葛飾高)は、当日のエントリー変更で外れた。2日に1区を走ったチームメートの東大工学部4年生、近藤秀一(静岡・韮山高)と非強豪校の部員同士、力を認め合い、高め合ってきた。 特集:箱根駅伝2019 ともに難関大の理系男子。外山は近藤に刺激を受けて成長し、留年して2回目の4年生だった今年度、初めて関東学生連合のメンバーに入り、9区にエントリーされた。12月に体調を崩したこともあり、上智大生初の箱根ランナーになる夢はかなわなかったが、「自分の中でも夢の舞台。走れなくても最上級生として、チームの雰囲気を良くしたい」と大会に臨んだ。 東大と上智大はよく合同練習をしており、2人は4年前に初めて顔を合わせた。「外山さんとは話が合って、意気投合した。非強豪校として一緒に強くなっていこうという関係です」と近藤は話す。 外山は高校時代、県大会に出られるかどうかの無名のランナーだった。上智大に進学した後も最初は箱根駅伝など思い描いてもいなかった。 ただ、1回目の4年生の時に出… |
走った東大生、支えた上智大生 箱根駅伝、理系男子の絆
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