週明け7日のニューヨーク株式市場は、米中通商協議への期待などから大企業でつくるダウ工業株平均が続伸し、前週末比98・19ドル(0・42%)高い2万3531・35ドルで終えた。上げ幅は一時、250ドルを超えた。
好調な米雇用統計や利上げ停止を示唆したパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言を受け、ダウ平均は前週末に746ドル高と急騰。7日はその反動で利益確定売りが出て、一時は130ドル超下げる局面もあったが、午後にかけて持ち直した。次官級の米中貿易協議が北京で始まり、通商摩擦緩和への期待が高まった。
ハイテク株が多いナスダック市場の総合指数も上昇し、前週末比84・61ポイント(1・26%)高い6823・47で終えた。(ニューヨーク=江渕崇)