7日の東京株式市場で、日経平均株価は前週末の米国株価の上昇を受けて3営業日ぶりに値上がりした。昨年12月28日の大納会以来、2営業日ぶりに2万円台を回復した。終値は前営業日より477円01銭(2・44%)高い2万0038円97銭。東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は41・37ポイント(2・81%)高い1512・53。出来高は14億株。
日経平均は382円高で取引を開始し、すぐに2万円の大台を回復。景気に敏感な建設機械や、自動車や電機など輸出関連株が買われた。上げ幅は午前中に一時700円を超えた。中国・上海や台湾、韓国などアジアの株価指数も上昇した。
前週末に発表された米雇用統計が市場予測を上回り、「アップル・ショック」による世界経済の減速懸念が和らいだ。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が利上げペースの緩和に柔軟な姿勢を示したことも投資家心理を好転させた。(和気真也)