宇宙航空研究開発機構(JAXA)は6日、探査機「はやぶさ2」を22日午前8時ごろ、小惑星「リュウグウ」に着陸させると発表した。昨年10月に着陸する予定を延期していたが、安全に着陸できる見通しが立ったという。生命に不可欠な有機物や水が含まれる可能性がある岩石の採取が始まる。
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着陸するのは、リュウグウの赤道付近の半径約3メートルの領域。2カ所の候補地のうち、地形などを詳細に検討した結果、目印として事前に落とした「ターゲットマーカー(TM)」に近い方の領域を選んだ。TMから遠く半径約6メートルと広いエリアよりも、安全に着地できる可能性が高いと判断したという。
計画では、21日午前8時ごろ、高度20キロから降下を開始。レーザーで高度を測り、姿勢を制御しながら、TMを目印に接近する。機体下部の筒状の装置が接地した瞬間に弾丸を撃ち込み、舞い上がった砂や岩の破片を採取。その後、小惑星から離れる。
着陸地点の周囲は、ゴツゴツし…