宇宙での長期滞在と健康維持について考える「朝日宇宙フォーラム2019」(主催・朝日新聞社、後援・JAXA、協賛・ヤクルト本社、協力・ANAホールディングス、東宝東和)が6日、大阪市で開かれた。
【特集】宇宙飛行士かく語りき
特集:宇宙・天文
フォーラムでは「宇宙医学」の重要性について話し合った。昨年6月に国際宇宙ステーション(ISS)から帰還した宇宙飛行士の金井宣茂さん(42)が「過酷な宇宙環境での健康維持」をテーマに講演。半年近くにわたる宇宙での生活について、「マシンで毎日2時間半トレーニングしないと、骨や筋肉がどんどん弱っていってしまう」などと体験を語った。
パネルディスカッションでは、金井さんやタレントの中川翔子さん(33)らが、最近の宇宙に関するニュースについて話しあった。
中川さんが「(宇宙で)急に盲腸とかになったらどうしますか。オペはしてくれないんですか」と質問すると、金井さんは「実はISSは上空400キロと、非常に近いので、ミッションを途中でやめて、緊急帰還します。この先、月や火星に行くと、病院的なものは必要になると思う」と答えた。