東京五輪で団体総合の連覇がかかる日本の体操男子。4人の団体メンバー入りをかけた戦いとは別に、種目別の戦いもある。ゆか、あん馬、鉄棒、平行棒、つり輪に跳馬。各国が獲得できる種目別の出場枠は、この6種目で最大で一つ。種目の枠を超えた「1枠」をめぐり、各選手はライバル心を燃やしている。
体操ニッポン、中国と異例の合同合宿 「謎解明したい」
「絶対に自分が五輪に出るんだという気持ちでやりたい」。そう意気込むのは、あん馬で2013年の世界選手権を制した経験もある亀山耕平(徳洲会)。7日、3月にある種目別のW杯バクー大会、ドーハ大会への出場権をかけた選考試技会で15・033の高得点を出し、出場権を手にした。
東京五輪をかけた戦いはすでに始まっている。種目別の五輪出場権は、昨秋から2020年3月までの種目別W杯8大会の成績により、その選手個人に与えられる。つまり、W杯に出られなければ、五輪にも出場できないというわけだ。
7日の選考試技会の基準は、そ…