愛知県は12日、家畜伝染病「豚(とん)コレラ」が発生した豊田市の養豚場の防疫措置を完了したと発表した。今後、異常がなければ、この養豚場から半径10キロ圏内の搬出制限区域を3月2日午前0時に解除し、半径3キロ圏内の移動制限区域を3月13日午前0時に解く。
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また、県は感染拡大を防ぐため、9日付で県内の養豚場などの約4割にあたる107農場に移動制限をかけた。
愛知県内では、豊田市の養豚場と田原市の関連農場で感染が確認されており、豊田市の養豚場の出荷先の長野、岐阜、滋賀、大阪の4府県にも感染が広がった。愛知県は9日までに両養豚場の計7231頭を殺処分し、田原市の防疫措置を10日に完了した。