客室乗務員はノーメイクでもOK――。英大手ヴァージン・アトランティック航空は、勤務中の女性の客室乗務員に化粧をするよう義務づけていた規則をやめる。化粧をしたい乗務員は自由にできる。同社の乗務員は全身が真っ赤な制服を着ることでも知られるが、今後はスカートに加え、ズボンも同時に配るという。
ヴァージンの広報担当者は複数の英メディアに対し、女性の客室乗務員は外見を良く見せるために、多くの労力を費やす必要があったと指摘。今回の決定で「前よりも快適に働け、自分自身をどのように表現できるか、より多くの選択肢を社員に示すことができる」としている。
航空業界では、英大手のブリティッシュ・エアウェイズなどが女性乗務員の化粧を義務づけている。ただ同社は2016年、女性乗務員のズボン着用を禁止するという規則はやめた。