米ボーイング737MAX8型機について、日本への就航便に使っていた外国の航空会社4社は全て使用を停止した。国内の航空会社では同型機を所有しておらず、日本で同型機は飛んでいないことになる。
国土交通省によると、日本便に同型機を使用していたのは中国の廈門(アモイ)航空と山東航空、シンガポール航空子会社のシルクエアー、韓国の格安航空会社(LCC)のイースター航空の4社。
国交省には欠航の報告はないため、ほかの機材を使って対応しているとみられるが、今後は、社内での機材繰りが厳しくなる可能性もある。国交省の担当者は「どういう影響が出てくるのかはまだ分からない」。
また、全日本空輸は2021年以降に30機の導入を予定している。同社の広報は「今のところボーイング社からも連絡がなく、判断がつかない。事故原因を調査中と聞いているので、状況を注視していきたい」と話した。日本航空は「導入の予定はない」という。(北見英城)