3日にあった競泳の日本選手権女子200メートル個人メドレー決勝で3位になり、この種目での代表入りを逃した今井月(コカ・コーラ)はレース後、親友の池江璃花子への思いを聞かれ、こらえていた涙が止まらなかった。
「璃花子のぶんも、しっかり代表に入りたかった。レース前も、璃花子がアドバイスをくれたので、良い報告をしたかった」
昨年もこの日本選手権で結果を残せず、夏の国際大会の代表落ち。池江とはLINEでやりとりをしていたといい、準決勝で背泳ぎのテンポが落ちていたのを見て「ルナ、あそこを気をつけたら」などとアドバイスをもらっていたという。
「今年は頑張ってね、ってずっといってもらっていた。レース前もすごい応援してくれた。それに応えられなくてすごい悔しい」
1月ごろから腰を痛め、「試合に出る前から自信はなかった」。それでも、上位2人の代表枠を目指して優勝した大橋悠依(イトマン東進)と2位の大本里佳(イトマン)に食らいついた。最後の自由形で粘りを見せたが、大本に0秒70差をつけられた。
残るエントリー種目は激戦が予想される200メートル平泳ぎ。「個人メドレーの練習しかしてこなかったので、どうなるかわからない。とにかく自分の今のベストの泳ぎをしたい」(照屋健)