小惑星「リュウグウ」に人工クレーターができた可能性が高い――。探査機「はやぶさ2」が5日、リュウグウに金属の塊を撃ち込むことに成功した。2月の着陸に続く快挙で、世界初となる地中の岩や砂の採取に一歩近づいた。
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宇宙航空研究開発機構(JAXA)によると、はやぶさ2は午前10時56分、リュウグウの高度約500メートルで銅の塊を地表にぶつける衝突装置を分離。爆発によって飛び散る岩石などの破片で機体が損傷することを避けるため、はやぶさ2はリュウグウの裏側へ退避した。
分離から40分後、装置は高度約200メートルで爆発し、その力で重さ2キロの銅の塊を秒速2キロでリュウグウの地表に撃ち込んだ。
事前に分離したカメラが捉えた爆発1~2秒後の画像には、地表から岩や砂が噴出している様子が確認できた。さらに高精度の画質でも記録しており、今後詳細を解析するという。
吉川真ミッションマネージャは…