体操の個人総合ワールドカップ(W杯)東京大会が7日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザであり、男子は谷川航(セントラルスポーツ)が計85・665点で2位に入った。昨年優勝の白井健三(日体大大学院)は3位。優勝はサミュエル・ミクラク(米)。
女子は寺本明日香(ミキハウス)が計54・799点で3位。杉原愛子(武庫川女大)は4位だった。2017年の世界選手権を制したモーガン・ハード(米)が優勝した。
白井3位 「幸せ」繰り返す
昨年優勝した大会で3位という結果にも、白井健三は「幸せ」という言葉を繰り返した。
2月中旬に左足首を痛めた。3月上旬のW杯アメリカ大会を欠場し、回復途上にある中、その後の練習で再び同じ箇所を痛めた。
まともに練習をできるようになったのはこの1週間だといい、「(試合に出るという)当たり前にやっていたことができる幸せを感じた」。
痛みが残っているため、患部に負担の大きいゆかや跳馬は難度を落としての演技となったが、その状況下で点数をまとめた。
今月26日に開幕する全日本選手権に向けて回復状況が心配されるが、「3週間あれば見違えるほど良くなると思う。戻ってきたな、と思われるように練習を積みたい」。(山口史朗)