卓球の世界選手権個人戦は25日、ハンガリー・ブダペストで女子シングルス準々決勝があり、前回銅メダルの平野美宇(日本生命)が3連覇を狙う丁寧(中)に1―4で敗れた。
2年前の前回大会で、強打を連打する「高速卓球」で世界を席巻した平野。立ち上がりからフォア、バックの両ハンドを連打して揺さぶり、世界女王に食らいついた。第1ゲームは球の回転量で上回る相手に8―8から3連続得点されて先制を許したが、第2ゲームは平野が1―3から6連続得点するなどし、11―4で奪い返した。
だが、ここから丁寧がギアを上げた。サーブの組み立てを変えられた平野はリズムを崩し、第3ゲームは2―11。第4ゲームはラリー戦で主導権を奪われ、7―11と後がなくなった。第5ゲームは6―7から4連続失点。最後は3連続得点して粘ったが、9―11で敗退が決定。前回大会の準決勝で敗れた丁寧に雪辱できなかった。
平野は試合後「途中まで結構良…