卓球の世界選手権個人戦の第7日は27日、ハンガリー・ブダペストで女子ダブルス準決勝が行われ、前回大会銅メダルの伊藤美誠(スターツ)、早田ひな(日本生命)組が4―2で、佐藤瞳、橋本帆乃香(ともにミキハウス)組を破り、日本人同士のペアとしては48年ぶりとなる決勝進出を決めた。
伊藤、早田組は第3ゲームを終えて1―2とリードを許したが、「『しっかり足を動かして、落ち着いていけば大丈夫』とお互いで話し合った」と早田。以降は2人の間に流れるような連係が生まれ、逆転で白星をつかんだ。決勝に向け、伊藤は「何があっても力を出し切って、笑顔で終われるようにしたい」。
一方、銅メダルに終わった橋本は「勝ちきる実力が足りなかった」。佐藤は「勝てるチャンスのあった試合だったから、すごく悔しい。でも、今後へすごく自信になった」と振り返った。
決勝は28日。伊藤、早田組が日本人同士のペア52年ぶりとなる優勝をめざし、中国のペアと対戦する。