2018年に大阪府へ本社を移転した企業は174社で、23年ぶりの高水準だったことが帝国データバンク大阪支社の調査でわかった。逆に府から転出した企業は191社で、過去26年間で最も少なかった。25年大阪・関西万博の決定や、カジノを含む統合型リゾートの誘致計画などで、大阪経済の盛り上がりに期待する企業が増えたためとみられる。
帝国データによると、首都圏への一極集中が進むなか、大阪から出て行った企業は02年には312社にのぼり、ピークとなった。1982年以降、大阪から転出する企業の数が、転入する企業を上回る「転出超」の状態が続いているが、18年はその差が最も縮まり、17社だった。
業種別では、ビルメンテナンス…