重量挙げの全日本選手権第1日は24日、岩手・江刺中央体育館で男女計7階級があり、女子55キロ級はリオデジャネイロ五輪に出場した八木かなえ(ALSOK)がトータル186キロで大会5連覇を飾った。女子49キロ級は糸数加奈子(自衛隊)が初優勝。五輪4大会連続出場の三宅宏実(いちご)は足を痛めて途中棄権した。男子73キロ級は宮本昌典(東京国際大職員)が自身が持つ日本記録を更新するトータル333キロで優勝した。
足を痛めて態勢崩す
五輪の2大会連続メダリスト、三宅宏実は女子49キロ級に出場したが、右太ももを痛めて途中棄権した。スナッチで2位につけ、ジャークの1回目。100キロを持ち上げようとしたところで「足がピキッとなった」と体勢を崩した。「記録なしに終わったのは高校の時に1度あったきり。悔しいし、応援してくれた方に申し訳ない」と涙を流した。