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参院選複数区、進まぬ野党調整 立憲擁立完了、国民苦境

立憲民主党は28日、夏の参院選で改選数2以上の「複数区」の擁立作業をほぼ終えた。全国13の複数区のうち、擁立を見送ったのは自民党が議席独占を狙う広島のみで、12選挙区で擁立。一方、国民民主党は支持率1%の苦境が続く中、擁立が難航している。


立憲は同日、静岡選挙区(改選数2)に新顔で政治経済評論家の徳川家広氏(54)を公認すると発表した。徳川氏は徳川宗家第19代。枝野氏は静岡市での記者会見で「複数区は野党各党が候補者を立てて切磋琢磨(せっさたくま)する。その中で、(野党)全体としてのパイを広げていくべきだ」と強調した。


立憲は「1人区」で与党と一騎打ちの構図をつくるために野党間の調整を主導してきたが、複数区では候補者調整を拒否。擁立を見送ったのは国民現職が立候補予定の広島(改選数2)だけで、これも自民が2人擁立を決めたことを考慮した「例外措置」。静岡は国民現職の榛葉賀津也・参院幹事長が改選を迎えることから、旧民進時代の同僚に対抗馬をぶつけた形だ。


枝野氏は「衆院選の野党連携に…


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