プロ野球パ・リーグの東西対抗戦が3日、静岡・草薙球場で行われ、西軍(西武、オリックス、ソフトバンク)が東軍(日本ハム、楽天、ロッテ)を9-8で降し、通算成績を11勝5敗2分けとした。最優秀選手(MVP)には先制打と勝ち越し打を放った和田(西武)が選ばれた。
3点を追う西軍は七回1死から日高(オリックス)のソロ本塁打など5安打1犠飛で4点を挙げて逆転。九回には代打平野(オリックス)の2ランで加点し、追い上げる東軍を振り切った。
○…MVPを獲得した西武・和田は一回に左前打で先取点を挙げ、七回2死三塁では、勝ち越しとなる中前適時打を放った。「(勝ち越し打は)たまたま。ちょっと地味なんですけど」と和田。試合前のホームラン競争でもトップとなり、「静岡は相性がいい」。
○…31年ぶりのロッテ日本一に貢献した今江と西岡がともに優秀選手賞を獲得する活躍を見せた。日本シリーズMVPの今江は一回、帆足の初球をたたき、逆転の右越え3ラン。西岡は2本塁打を含む3安打3打点と大当たり。西岡は「シーズンでは(本塁打を)狙ったりできないので」としてやったりの表情。今江も「体が動いていた。(試合を)楽しめた」と満面の笑みを浮かべた。