○セ・リーグ選抜8-4パ・リーグ選抜●
プロ野球の若手選手を中心とした球宴「フレッシュオールスターゲーム」が20日、東京ドームに2万1836人の観衆を集めて行われた。セ選抜が打撃戦を制し、通算成績を1勝1分けとした。
セ選抜は一回、新井(中日)の適時二塁打と中村(中日)の2ランで4点先取。六回には脇谷(巨人)の二塁打で2点加え、7人の投手リレーで逃げ切った。パ選抜は中盤以降、好機を築けなかった。【立松敏幸】
○…中日・中村が序盤で3打点とアピール。一回、同僚・新井の先制打が「刺激になった」。その新井を二塁に置く絶好の見せ場で、パ選抜の先発・古谷の変化球をはじき返した。打球はライナーで左翼ポールを直撃。「飛距離があったので行ったと思った」という手応え十分の1号2ランになった。
三回にも2死二塁で左前にぽとりと落ちる安打を放ち1点加えた。04年、国際武道大から入団。中軸を担う野手として期待されたが、昨季は1軍出場がなかった。長打力にさらに磨きをかけ、後半の1軍定着を目指す。
毎日新聞 2006年7月20日 21時18分