【NQNニューヨーク=神能淳志】米ホテル大手ヒルトン・ワールドワイド・ホールディングスが18日発表した2014年10~12月期の決算では、純利益が前年同期の6倍の1億5800万ドル(約190億円)だった。国内外での堅調な需要を背景に稼働率や客単価が改善し、業績を支えた。
売上高は7%増の28億2800万ドル。直営やフランチャイズ契約、タイムシェアなど主要事業で1部屋あたりの売上高が伸びた。客室の稼働率は71%と前年同期から2.3ポイント改善したほか平均の客単価も上昇。売上高は市場予想(27億ドル程度)を上回った。一方で、特別な項目を調整した1株利益は0.17ドルと市場の予測(0.18ドル程度)をやや下回った。