セブン&アイ・ホールディングス傘下のそごう・西武が2日発表した2月の売上高(速報値)は、百貨店24店舗の合計が前年同月比2.6%増だった。3カ月ぶりに前年実績を上回った。中国の春節(旧正月)を祝う大型連休を受けた訪日外国人の来店増で、訪日客向けの免税品売り上げが前年の約3倍と大幅に伸びた。西武池袋本店が4.3%増、そごう横浜店が5.4%増となるなど、訪日外国人の寄与が大きい都心店がけん引した。
阪急阪神百貨店を傘下に持つエイチ・ツー・オーリテイリング(8242)の2月売上高(速報、全店ベース)は、前年同月比1.1%増と8カ月連続で前年実績を上回った。旗艦店の阪急本店(大阪市)が7.7%増と好調だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕