三井住友銀行が26日発表した幹部人事で、箕浦裕副会長(59)が米系投資銀行のグリーンヒル・ジャパン社長に5月1日付で就任することが明らかになった。旧三井銀行出身の箕浦氏は国際畑が長く、グループの航空機リース事業買収などを主導して三井住友銀の海外展開をリードしてきた。グリーンヒルでは日本企業の海外M&A(合併・買収)の助言などに力を入れる。
三井住友銀の清水喜彦副会長(59)は5月末に退任し、SMBC日興証券の副社長に就任する予定だ。旧住友銀行出身で法人部門の経験が豊富なため、新天地では企業向け証券業務の拡大を担う。久保健副頭取(61)が6月下旬に三井住友カード社長に、古川英俊副頭取(59)がSMBC信託銀行の社長に就く人事も正式に発表した。