スピードスケート女子500メートルでワールドカップ(W杯)種目別総合優勝を果たした小平奈緒(相沢病院)が2日、練習拠点のオランダから成田空港に帰国し、トロフィーを手に「安定した結果を出せないともらえない。粘り強く最後まで戦えて良かった」と重みをかみしめた。
2月の世界距離別選手権では3位で初の表彰台と躍進したシーズンだった。W杯は昨年11月に初優勝するなど12レースで表彰台に8度も立ち、日本女子で24季ぶり2人目となる総合優勝。「栄誉ある優勝ですごくうれしい。今季の自分を評価してもいいんじゃないかな」と笑顔で振り返った。
来季もオランダのチームでの練習を希望し、現在交渉中という。「1年では分からない部分もある。行けるなら5月には行きたい」と語った。〔共同〕